ドキュメンタリー映画、「バズーラ」四ノ宮監督の先行上映会にいきました。
前作・前前作と今回の映画で、
フィリピンのごみ捨て場に暮らす人々の姿を20年にわたって追っています。
個人的には、最初の「忘れられた子供たち」に一番共感をもちました。
見て私が感じたのは、
どこにいても、何をしていても、
「おんなじ人間だ」
ということでした。
少なくとも、フィリピンのごみ山に暮らす人たちは、
私たちと同じような人々で、ぜんぜん違いを感じなかったです。
そして、どんな環境、境遇でも、
様々な人がいるというのも一緒。
そこで暮らしているからどうこう、ではなくて、
個人は個人、それぞれの暮らし方、考え方があるということ。
だからこそ、
どんな環境からでも、人生をつくっていける。
ただし、問題なのは、
社会システム、環境衛生に関しても、経済に関しても、教育でも、
公正に参加できる体制が整っていないこと。
そして、この問題は、日本も同じような状況があると思っている。
衛生的な環境という点で日本はとても恵まれた状況をつくれている。
(この点では、いきすぎた無駄遣いさえ多々あると思う)
で、映画を見て、
フィリピンと日本は共通している問題をもっていると思ったのですが、
それを、スペシャルトークショーでマエキタミヤコさん(サステナ代表)が簡潔にお話されていて
感動しました!
正確に理解できていないかもしれませんが、
紹介したいと思います。
「政治と教育が機能しなくなり、社会参加にあきらめムードがただよっている。
また、いつのまにか搾取されているような構造を持つ国が、
そういうあきらめモードをもちやすい・・・」
日本はヤバいのではないか、と言われて久しいですが、
他国の状況を最近調べるうちに、
このままだったら本当にヤバいなぁと思いはじめています。
私たちが、
変化のとき、分岐点になっていかないと、
そして、
どうにかできる道もあるのではないか?
と希望ももっています。
さて、マエキタさんのお話は上記以外にも共感!がたくさんあったので、
帰宅してから、外語大大学院のことなどネット検索してみました。
ワールドワイドで紛争解決&新しい経済のしくみに動いている人が、
こんなにもいらっしゃるんですね!
一人でできることは小さなことかもしれないけれども、
つながってできること、なしとげられることはきっとある!と希望がもてた日でした。
大学院とかそういう公な情報を見てしまうと、
自分にはハードルが高いなぁとひるんでしまうわけですが、
なんとか自分を役立てる道を探したいと思います。
せっかく、少し、道が見えてきたので、
何年かかってもあきらめないぞ!っと。
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